2009年5月17日日曜日

スローターハウス5 Everything was beautiful and nothing hurt.


近所のTSUTAYAに行ったら、スローターハウス5のDVDがを見つけたのでかりてみました。

書籍では読んでいたのでイメージはあったのですが、
改めてジョージ・ロイ・ヒルによって映像化され、この作品のテーマに的確に焦点が当てられているのを知れてよかったです。グレン・グールドの音楽が、バッハがこの作品テーマに深みとシンプルさを加えているのは間違いありません。

カート・ヴォネガットは言います、死は怖くない、過去、現在、未来はただ常にそこに”存在”しているだけだから、どんな時でも最良の時の思いでを胸に楽しく生きればいいと(*1)。
そのテーマを語るのに様々なSFの小物、4次元やら宇宙人(トラルファマドール星人)やらが断片のようにちりばめられながら話は進行していきます(*2)。

簡潔に人生をまとめきったこの作品に対してはコメントは多く必要ではありませんね。そして既にその人生をなぞり終えた作者ですが、今も私自身のすぐそばに、それこそ頭の皮一枚隔てたくらいそばの4次元(!)に居るように感じます。

(*1)ただ主人公のビーリーにとっては宇宙人であるトラルファマドール星人に誘拐されて美人女優と2人でとらわれの身になっていた時がその最良のときであるあたりが、かれのユーモアやはちゃめちゃさでもあるのですが。)

(*2)このあたりはディック と似ていて、SF好きな私にはたまらないところです、、。


2009年5月6日水曜日

Louvre Museum exhibit in Ueno


ゴールデンウイークの最終日となる5月6日、朝から東京上野の国立西洋美術館へルーブル美術館展を見に行ってきました。目玉の1つはフェルメールの「レースを編む女」?

かもしれませんが、今回遥々海を渡ってきた絵画たちは、平均的にバランスのよい絵画が一揃え来ていてとても楽しめました。ただすこしいいこちゃんばかりの絵で物足りない気もしました。

テーマは3つ、
1. 「黄金の世紀」とその陰の領域
2. 旅行と「科学革命」
3. 「聖人の世紀」、古代の継承者?
とのことでした。(学芸員はこういうの企画して楽しいんだろうなぁ)

1. では17世紀の人々の明るい生活と貧しい農村生活との対比、トルコなど戦争に脅かされた同時代の不安をにおわせる絵とのこと。(レースを編む女もここに居ます)

2. は旅行も科学も私の一番興味のあるところだった。旅行ということでは、当時からブラジルなど異国の風景が好まれていたということが驚きでした。また、科学革命としてはデカルトの肖像(短絡的なような、、)や哲学者の肖像などすこしこれだけ?という感じが否めず、次へ。

3. は面白いのがギリシャやキリストの時代のオマージュというか想像で当時の絵を描いているのだが、時代考証が怪しいみたいで服装や書籍などの小物が変てこなのはご愛嬌ということらしいです。聖人ということでは、当時聖人は流行ものみたいで、トリエント公会議で聖人を「神と人とを取り持つ存在」として再評価されたとのこと、花を絵の枠のように描いてその中にたくさん描かれてました。このジョルジュ・ド・ラトゥールさんの「聖トマス」は常設展にあったものなのですが(*1)、光と陰の使い方がなんとも迫力があります。

実際にLouvre展に展示されていた、ジョルジュさんの「大工ヨセフ」はこれはもう圧倒的な写実性と精神性(*2)を感じた。写実と人の情念というか思いを濃淡のある光と陰で表現している。。。フェルメールが柔らかな光と陰に繊細さと日常の心のひだと温もりを表現しているとすれば、それとは違った形で光りと陰の特性を知り尽くした画家かもしれない。
17世紀の人間の興味生活を垣間見た一日でした。

その後は、21世紀の現代に戻ってきて、東京駅の地下街でクルミとレーズンとクランベリーといちじくの入ったパンを買って帰宅。ルーブルの壮大なスケールからするとやや小さいが、東京駅の地下の食料品売り場は今もっと注目されても良いと思ってます。何百年後かの未来人が現代の日常生活を切り取るとすればこの光景を切り取らずしてどうすると。この話題はまた今度。

東京駅地下1階「GRANSTA」内、21世紀現代Hapon庶民生活。

(*1)常設展はフラッシュたかなければ写真はOKです。念のため。
(*2)なんと表現してよいやらわからず、まずは短絡的に精神性と、、、。

いつかは、Louvre(http://www.louvre.fr/)へ。

2009年4月25日土曜日

iPod touch on PPC(PowerBook G4)

いやー iPhone SDKってPPCアーキテクチャー上で正式サポートされていなかったんですね。危なかった。汗)
OSX10.4をバックアップして、VirtualPC6.1とサヨナラの覚悟をして(*1)、Leopardをインストールして。

えー 、なんとiPhone SDKがインストール時に選択できない、、、、、。


いろいろnetで探っていたら設定できたけどかれこれ2、3人日はかけました。やれやれ。
Macintosh Classic lll/AV
から辿って
tbradford.org: Tom Bradford
に行き着いた。

つまり、
/Developer/Platforms/iPhoneSimulator.platform/Developer/Library/Xcode/Specifications
にあるファイル、
iPhone Simulator Architectures.xcspec
にPPC、僕の場合はPowerBookG4の設定を追記してやれば良いそうです。

// 32-Bit
{ Type = Architecture;
Identifier = Standard;
Name = "Standard (iPhone Simulator: i386)";
Description = "32-bit iPhone Simulator architectures";
ListInEnum = YES;
SortNumber = 1;
RealArchitectures = ( i386, ppc7400 );
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
ArchitectureSetting = "ARCHS_STANDARD_32_BIT";
},

// G4
{ Type = Architecture;
Identifier = ppc7400;
Name = "PowerPC G4";
Description = "32-bit PowerPC for G4 processor";
ByteOrder = big;
ListInEnum = NO;
SortNumber = 202;
},




ある会社の記事によれば、この設定がないと、Xcodeでのビルドで
No architectures to compile for (ARCHS=ppc, VAILID_ARCHS=i386)
のエラーが出てしまうようです。

iPhone SimulatorがPPC上で動きました。さしあたりOKか?!。


(*1)結論として、Leopard(10.5.6)+PowerB ook4G無線LAN(AirMac)環境上でVirtualPC6.1+windows2ksp3ではDHCPでIPとれなかったが、VirtualPC6.1.2にUpしたらDHCPでnet接続可能になりました。

追伸)
その後まだPPCを使ってますが、OSX10.5.8にバージョンアップしたら、
iPhone Simulator Architectures.xcspec
をppc7400ではなくppcとデフォルト認識される?!ようなので
以下のように修正しないとダメになってました。

// 32-Bit
{ Type = Architecture;
Identifier = Standard;
Name = "Standard (iPhone Simulator: i386)";
Description = "32-bit iPhone Simulator architectures";
ListInEnum = YES;
SortNumber = 1;
RealArchitectures = ( i386, ppc );
    ^^^^^^^^^^^^^^^^ ^^^^
ArchitectureSetting = "ARCHS_STANDARD_32_BIT";
},

// G4
{ Type = Architecture;
Identifier = ppc;
    ^^^^^^^
Name = "PowerPC G4";
Description = "32-bit PowerPC for G4 processor";
ByteOrder = big;
ListInEnum = NO;
SortNumber = 202;
},

2009年4月15日水曜日

iPod touch 購入 〜 iPhone App開発始めよう


この3月15日に、苦節1年6ヶ月、2007年10月のiTouch発売、2008年7月のiPhone発売を横目で見ながら、”タッチパネルって携帯にはきついなー”と強がっていたのものの、やっとiPod touchデビューを果たしました(*1)。

これでもエンジニアの端くれ、iPhone Appを開発して見よう!(ウフッ)ということです。夢は大きく、”PocketGuitar”や深津貴之さんの”ToyCamera”です!(*2)

移動中とトイレの友として利用し、まるで自宅PCを持ち歩いている感覚と新鮮なUIにもう感激です。恐竜で言えば神経節を攻殻機動隊で言えば補助電脳を得た感じです。

ともかく、ジョブズ率いるAppleはiPhoneUIの”気持ちよさ”もさながら、AppStoreというビジネスモデルも秀逸ということがわかっている。
1) UIとしてのBig Usability→開発者が増える(トリガー)
2) 開発者が増える→無料アプリが増える
3) 無料アプリが増える→有料アプリ購入ユーザも増える
4) 2)〜3)の好循環 <=今ここ!

既に1年弱で世界中で10億ダウンロードという巨大インパクトを与えていることを見て”感じない”人は”不感症”でしょう。

(*1)iPhoneが良かったのですが、家族割りや携帯メールアドレスというDocomo縛りがあったため断念。それでも購入許可まで足掛け2年、、がんばった。
(*2)と言ってもiTouchしか持っていないのでカメラアプリは作れませんが、、。

2008年4月18日金曜日

イカの哲学

プラグマティズムやマキャベリズムからすると、どれだけ効率的に大量にローコストで持続的にイカを食卓に運ぶかということが大事だという。
ところが、イカの哲学ではイカの実存を感じてやれという。イカと人間、どちらが正しい?

プラグマティズムの論点は置いておいても、実行主体者(生命ということですね)としての"私"の視点では以下の2点を考えたい
1.その意志決定と実行に自らの意志と決意があるか
2.相対的(客観的)な視点があるか

1は死んでもやる、全身全霊をかけてやる云々。オケラだってミミズだって、評価なんて関係なくやってるでしょう。
2は結果主義からはブレーキにもなり得るが、比喩能力ということで、人間がこれまで地球で生き延びてきた知恵の一つだとおもう。

1があり、2の結果人の意識が拡大しxxイズムが生まれ、共感が生まれ、例えば地球が狭くなり、正義や神をまじめに探したりと非常にかわいそうな状態に人間は置かれているのだろう。

イカの哲学で問題にしているのは、1がxxイズムの形態を取ってしまった場合、本質的に狭く身を寄せ合い、連続、非連続で暮らしている人と人(生き物と生き物も)は分かり合えないでしょ、邪魔し合うでしょということらしい。そこで中沢さんと波多野さんは、”自分の直感と五感に従って、生命の実存(難しい概念ですね)を感じて”ということを重視しているのでしょう。

宮崎駿さんのナウシカではないが、確かに、あらゆる正義、あらゆる神がそこらに充満した世界では、単にプラグマティズムのみでは中沢さんのいう超戦争を回避出来ないかとも思う。

キリストも言っているが「愛がなければ(=イカの実存を感じなければ=イカに共感できなければ)全てはむなしい」というあたりに答えがありそうだが、、、。



2008年4月12日土曜日

P. K. ディックの本など

本は好きです。子供の頃に小学校低学年あたりに学校の図書館や市立図書館に籠ってSF読んでたのを覚えています。(もっともその頃は江戸川乱歩やジュニアSF文庫でした、、)
幼少期からキリスト教を信仰していた両親に現実として聖書を読み聞かせられていたせい?か、頭の中にある世界と現実世界との区別がついていなかった節があったのですが、高校生時分にディックの本を読んでますますはまり込んでいきました。

”もしかしたら彼の書いている宇宙は、過去か未来にある宇宙で実際に有るんじゃないか?もしくは彼が考えた瞬間、僕が存在するのと同程度の信頼性で具現化しているんじゃないか?”と。

まあそれほどディックの小説はのアイデアとリアリティと僕の好きな混沌が詰まってました。

人生でいろいろ悪知恵が付いて来て、ネバーランドやファルコンが見えなくなって久しいですが、今でも”宇宙は己の小宇宙の映し鏡”だと思うし、生成しては消えるこの移ろい往く世界をもっと知りたいと考えてます。






ディック傑作集〈1〉パーキー・パットの日々 (ハヤカワ文庫SF)



本 › "フィリップ K.ディック"

2008年4月11日金曜日

政治

ネットの対談で、若年者に選挙権がないように、老齢者も年金を返上するのでないと選挙権を与えなくてもよいのではという議論があった。

問題は何処にあるのだろう?
政策の論点は当然、
1.無駄を省く
2.富の適切な分配

2.については世代間の奪い合いなのか、職業間のそれか?
老齢者が増えると日本はツケを次世代に回す政策を好みそうだけど、そもそも制度の設計ミス(というか改修の怠慢)なのかもしれない。
ここで、思考の循環。
改修、運用するのはいずれにしても現役世代と外国人を含めた?未来の現役世代だなぁ。
動機はともあれ、橋下知事には当然頑張って貰わねば。