
ゴールデンウイークの最終日となる5月6日、朝から東京上野の国立西洋美術館へルーブル美術館展を見に行ってきました。目玉の1つはフェルメールの「レースを編む女」?

かもしれませんが、今回遥々海を渡ってきた絵画たちは、平均的にバランスのよい絵画が一揃え来ていてとても楽しめました。ただすこしいいこちゃんばかりの絵で物足りない気もしました。
テーマは3つ、
1. 「黄金の世紀」とその陰の領域
2. 旅行と「科学革命」
3. 「聖人の世紀」、古代の継承者?
とのことでした。(学芸員はこういうの企画して楽しいんだろうなぁ)
1. では17世紀の人々の明るい生活と貧しい農村生活との対比、トルコなど戦争に脅かされた同時代の不安をにおわせる絵とのこと。(レースを編む女もここに居ます)
2. は旅行も科学も私の一番興味のあるところだった。旅行ということでは、当時からブラジルなど異国の風景が好まれていたということが驚きでした。また、科学革命としてはデカルトの肖像(短絡的なような、、)や哲学者の肖像などすこしこれだけ?という感じが否めず、次へ。
3. は面白いのがギリシャやキリストの時代のオマージュというか想像で当時の絵を描いているのだが、時代考証が怪しいみたいで服装や書籍などの小物が変てこなのはご愛嬌ということらしいです。聖人ということでは、当時聖人は流行ものみたいで、
トリエント公会議で聖人を「神と人とを取り持つ存在」として再評価されたとのこと、花を絵の枠のように描いてその中にたくさん描かれてました。この
ジョルジュ・ド・ラトゥールさんの「聖トマス」は常設展にあったものなのですが(*1)、光と陰の使い方がなんとも迫力があります。

実際にLouvre展に展示されていた、ジョルジュさんの「大工ヨセフ」はこれはもう圧倒的な写実性と精神性(*2)を感じた。写実と人の情念というか思いを濃淡のある光と陰で表現している。。。フェルメールが柔らかな光と陰に繊細さと日常の心のひだと温もりを表現しているとすれば、それとは違った形で光りと陰の特性を知り尽くした画家かもしれない。
17世紀の人間の興味生活を垣間見た一日でした。
その後は、21世紀の現代に戻ってきて、東京駅の地下街でクルミとレーズンとクランベリーといちじくの入ったパンを買って帰宅。ルーブルの壮大なスケールからするとやや小さいが、東京駅の地下の食料品売り場は今もっと注目されても良いと思ってます。何百年後かの未来人が現代の日常生活を切り取るとすればこの光景を切り取らずしてどうすると。この話題はまた今度。

東京駅地下1階「GRANSTA」内、21世紀現代Hapon庶民生活。
(*1)常設展はフラッシュたかなければ写真はOKです。念のため。
(*2)なんと表現してよいやらわからず、まずは短絡的に精神性と、、、。
いつかは、
Louvre(http://www.louvre.fr/)へ。