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2007年11月18日日曜日

電脳コイル

アニメオタクと思われることを恐れず、あえて今SFマニアの中で話題沸騰?!のこのアニメをレビューしたいと思います。
小学生の頃(1980年代です、、)、よく学校や文部省の企画で21世紀の絵を描くということが行われていました。そこには超高層ビルに自動車のチューブが絡み付いた近代都市や、携帯電話やテレビ電話、またロボットが家事をやっているような想像図はあったが、現在考えられているようなインターネットを含めた情報化社会を描いたものはあっただろうか?この電脳コイルの話の中では、まさに当時思っても見なかった未来社会のあり方、ー情報を操ることが得意なコンピュータ技術と高度ネットワーク社会の方向性ーの1つを明確に指し示している。そういう意味でこれは今迄になかった新しい概念と斬新なアイデアで子供アニメというだけにおさめるのはもったいない作品なのではないか。
話はといえば、近未来、電脳めがねをかければ現実の信号機や広告に電子的にタグが貼られた情報を付加して見ることができるようになり、小学生などは普通にその電脳めがねをかけて生活している。友達も電脳ナビで探せば良いし、壁の塗装も電脳空間ではフォーマットするだけ、果ては電脳ペットと通常ペットが同居するという状況が描かれる。それらの世界観の技術的な裏付けは、今流行の?の(拡張現実感:AR)ということだろうが、妙にリアルである。またSFマニアという意味では話中に出てくる小物が楽しい。空間管理局という郵政省(民営化されてる?)だか国土地理院的な管理局が電脳空間を管理していて、ハッカーなどが行った違法空間ドメイン(公的空間への違法改造)や古い空間(現実とズレだした空間)を修復するロボットが闊歩し、昔の子供たちが空き地で虫を捕まえて遊んだように、電脳めがねの子供たちはメタバグ(プログラムバグ)の小石やイリーガル(違法電脳生物)を捕まえて遊んでいる。はなしはそれだけに留まらず、次第に子供たちが電脳空間にバグを発見しそこに行ってかえって来れなくなるという方向で展開していく、、。
もしSFが好きで古くはHeavy metalというアニメやBlade Runner攻殻機動隊やAVALON(車じゃないよ)、Matrixに繋がる系譜に興味がある(そんな人あまりいないけど)のであればこのアニメははオススメいたします。

このアニメはNHKで放送されており、公式ブログはちびまる子ちゃんやキテレツ君などごく普通のホームアニメのそれで、これだけ見ると素通りものですね、、。銀河宇宙オデッセイなど過去のNHK特集でもそうだけど、こういう一見無駄にも思えるアニメを26回シリーズでお金をかけてやってくれるNHKは好きです。