どうもこのPALMというのは構想の1974年から数えて、今年が33年目のアニバーサリーとありました。(長っ!)実際には僕がこの作品に出会ったのは高校生の頃で90年代初め、忘れもしない姉の部屋の本棚を物色していたときに、物色し尽くして他に読むものが無くて、最後に仕方なしに手に取ったのがことの始まりでした。それからのめり込み、自分でも一式買い直して、それ以来こんなに引っ張られるとは、、。
まずこの作者が面白い。ご本人の公式ブログにもある様に、かなり稀な体験をなさっている様に思えます。最初は男性かと思っていたが(構成力などうーん)、どうも女性で、息子さんとオーストラリアに移住してそこでこれらを書いているそうです。
このパームシリーズは僕もなんども読み返すぐらいに好きです。何が良いか:
1)過去現在未来が入り乱れる話題展開、2)まるで映画のような脚本やカット、3)慣れると癖になる独特な画風、4)詩的な台詞、5)”人生とは”という問いに答えようとしている、ということでしょうか。人生にもしもは無い(とストーリのなかで主人公であるジェームス・ブライアンに語らせているが)もしこの漫画(たかが漫画、されと漫画)に出会わなければ、ぼくの世界の捉え方は間違いなく違った風だったろうとおもえる作品です。
あえて、良いなと思うのをあげるとすれば、nothing hurt(傷つけるものは何も無い)というカート・ヴォネガットの「スローターハウス5」を引用を前文に置いた1冊かもしれない。これは主人公であるジェームス・ブライアンの出生の過去に迫る部分で、、、と各々自分で読んで楽しんでください。
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